百合ヶ丘のからだ想いのカフェ cafe Sante[カフェサンテ]

cafe Sante Blog

- 私たちの毎日を伝えます -

  • マスターマスター

マスターの日記

カフェとコーヒーと、時々、農作業。。。そして、ワンちゃん Vol.9

【自分への一杯、相手への一杯、丁寧に。。。】

めっきり秋らしくなりましたね。木々の葉が、赤や黄色に色づいて、春の華やかさとは違った華やかさが増してるような気がします。

 

日本茶を勉強しはじめてからというもの、今までにも増して、日本茶を飲む機会が多くなりました。

実家やお客様などから各地の茶葉をいただいたり。

コーヒーと同じで、産地によって風味に変化があって、また、湯温や抽出時間などでも変化があって。。。コーヒーも日本茶も奥が深い飲み物でとても興味深いです。

 

さて、先日、発売されたばかりの玉露のボトルを買って飲みましたが、玉露の甘味と旨味が美味しかったのですが、ふと、これは誰が買うかな?とか、どんな時に飲むかな?とか考えてしまったのです。

瓶のボトルでしたが、かなり高級感があるお値段でしたし、玉露自体がガブガブ飲むような代物ではないと思っているので。。。

 

誰がどんな時にという疑問に、「来客用とかじゃない?」というみぃさんの明快な回答。

なるほど。。。と一瞬思ったのですが、それはそれで味気ないなと感じました。

玉露は淹れるの手間かもしれないけどね。。。

 

今は時間に追われたりして、なんでも手軽に簡単に済ますことができる商品や物がありますが、自分のためにも、相手のためにも、コーヒーや日本茶を淹れる時間は大切にしてもらいたいと思ってます。

コーヒーなら、豆を挽いて、ドリッパーにセットして、ゆっくりとお湯を落としていく。そのうちにコーヒーの香りがドリッパーから立ち込めてくるし、日本茶なら、急須に茶葉を入れて、お湯を入れ蓋をし、ゆっくりと待つ。こちらもしばらくすると、日本茶の独特の香りが急須から立ち込めてくる。。。

淹れるという行為や立ち込めてくる香りに心を解されて、癒されて、リラックスできる時間と空間ができると思います。

 

時間短縮で手軽で面倒くさくない。。。いわゆる”効率がいい”というのは、それはそれでいいのかもしれないけど、時間をかけ、手間をかけ、そうして生まれてくるものも何かあると思います。あえて言えば、そういう手間をかける、また、手間をかけてもらう時間というのも人間には必要なのではないでしょうか?

気持ちを集中させて、丁寧に抽出して、飲む一杯というのは、気持ちをリラックスさせるだけじゃなくて、頭の中の整理にも役立つと思います。一歩立ち止まり、物事を整理する時間を作るということは、より効率よく動くことのきっかけになるし、何か良いアイデアが浮かぶかもしれません。

相手に対して淹れる場合も、相手のことを考えて、飲んでもらった時に相手が笑顔になることを想像しながら淹れる。より丁寧になるはずだし、そして、そうして生まれた空間や雰囲気から話もより弾むはずです。淹れる側だけでなく、相手側も淹れる行為や香りに心を解されて、リラックスしていると思うから。

 

そんな時間が自分で持てないという方もいると思いますが、そんな方は、ぜひカフェや喫茶店に足を運んでください。それもお客様のために一杯一杯、一煎一煎、丁寧に淹れてくれるお店へ。

僅かな時間でも、一瞬立ち止まって、淹れるという行為や香りに癒されてください。そして、その時間を満足していただいたら、リセットしてまた動き出してください。

 

自分のために淹れる、相手のために淹れる、相手に淹れてもらう。。。そういう時間を持つことによって、心が癒されてリラックスして、缶やペットボトルでは感じることはできない”何か”が自分の中に生まれてくる。。。僕はそう信じてます。